カイロプラクティックの原理は、疾病の原因が脊椎などの椎骨(運動分節)の構造的、機能的な歪みにあるとの考えに基づいている。従って、その歪みを調整することで疾病を治療することが可能であるとされる。筋肉や骨といった筋骨格系の機能と構造的な障害、そしてそれらが及ぼす神経系の機能異常、ひいては健康全般への影響を診断、治療、予防し、薬物や外科をなるべく用いずに、自然治癒力を取り戻させようとする。
世界保健機関の定義によると、筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職である[1]。治療法として関節アジャストメントもしくは脊椎マニピュレーションを徒手によって行う治療手法を特徴とし、特にサブラクセーションに注目している[1]。
カイロプラクティックの名称は、ギリシャ語の Chiro(手)と Prakticos(技術)を組み合わせた造語である[1]。これは、上記の歪み調整のためにアジャストメントと呼ばれる手技療法を用いることに由来する。
なお、治療の理論の多くは科学的に明らかにされたものではない。ただし、その効果については、プラセボ効果的なものであるとする意見がある一方で、腰痛などの筋骨格系症状に限っては、一部有効性を客観的に確認している海外政府機関などによる研究・調査報告もあり(下記のカイロプラクティックの有効性を認めた研究参照)、明確に否定されている訳ではない。
カイロプラクティックでは、施術の際に脊椎に直接力を加えるため、技術的に未熟な者が行うと神経を痛める危険性がある。カイロプラクティックの施術を行う者をカイロプラクターと呼ぶが、資格として法制化されているのは、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、EU諸国など約40カ国である[2]。日本を含む他の多くの国では、いまだ公的資格等は定められていない[2]。
世界保健機関 (WHO) は、カイロプラクティックを鍼灸等と同様の代替医療として位置付けている[3]。2005年には、安全で有用なカイロプラクティックの教育を目的とした「カイロプラクティックの教育と安全性に関するWHOガイドライン(指針)」を発行し、現在は日本語を含む10ヶ国語以上に翻訳されている[4]。
1997年には、世界保健機関 (WHO)にNGOとして世界約80カ国からなる団体、世界カイロプラクティック連合(WFC)がカイロプラクティック団体として初めて認可された。現在のWFC日本代表団体は日本カイロプラクターズ協会(JAC)である。
アメリカ政府の分類法ではオステオパシーは医学(西洋医学)に分類され、医学部を卒業する必要があるが、カイロプラクティックは補完代替医療に分類され、医学(西洋医学)ではない。概念として東洋医学的な哲学的思想も含まれている。
施術技法 [編集]

詳細は「:en:Chiropractic treatment techniques」、「アジャスト」、および「:en:Spinal adjustment」を参照
カイロ施術者は、100近くの技術・手法を施術に用いる。
NBCEではよく使用される技法について集計を行っており、以下は2003年の集計である[5]。
技法 技法を用いる施術者の割合(%) 施術を受けた患者の割合(%)
1. ディバーシファイド・テクニック(en:Diversified technique) 96.2 71.5
2. Extremity manipulating/adjusting 95.4 46.8
3. アクティベータ・メソッド (Activator Methods) 69.9 23.9
4. トンプソン・テクニック 61.3 28.2
5. ガンステッド・テクニック (Gonstead) 57.2 26.2
6. コックス・テクニック (Cox Flexion/Distraction) 56.5 23.5
7. 仙骨後頭骨テクニック Sacro Occipital Technique [SOT] 49.6 15.3
8. アジャスト・インストゥルメント (Manipulative/Adjustive Instruments) 40.3 15.7
9. 頭蓋・テクニック (Cranial) 38.0 10.3
10. アプライド・キネシオロジー (en:Applied Kinesiology) 37.6 12.9
11. ニモ・レセプター・テクニック (NIMMO/Receptor Tonus) 33.6 13.4
12. ローガン(ベーシック)テクニック (Logan Basic) 26.0 5.2
13. ホール・イン・ワン・テクニック(パーマー・上部頸椎・テクニック、またはターグル・リコイル・テクニック)(Palmer upper cervical, [HIO] ,Hole-in-One) 25.7 6.7
14. ピアーズ・スティールワゴン・テクニック (Pierce-Stillwagon) 15.4 5.1
15. メリック・テクニック (Meric) 15.1 4.3
16. その他 12.5 10.4
施術資格 [編集]

「:en:List of chiropractic credentials」も参照
発祥の地アメリカでは全州で法制化されており、Doctor of ChiropracticやChiropractic DoctorやChiropractorやChiropractic Physicianと呼ばれる公的資格である。
大学教育での必須単位を取得した後に、アメリカやカナダにあるカイロプラクティック専門大学では、ドクター・オブ・カイロプラクティック (Doctor of Chiropractic)(D.C)職業学位(First professional degree)が取得できる。
イギリス、オーストラリア、スイス、デンマーク、南アフリカ、ニュージーランド、マレーシアなどのカイロプラクティック学科のある大学では、卒業時に、DC号ではなく、修士号または学士号の学位が取得できる。卒業後、カイロプラクターとして働くには、各州もしくは各国のカイロプラクティック資格試験に合格しなくてはならない。
調査研究と報告 [編集]

カイロプラクティックの有効性を認めた研究 [編集]
1979年 - ニュージーランドレポート (ニュージーランド)
カイロプラクティック調査委員会
イングリス委員長(弁護士・法学部教授)フレイザー、ペンフォールド他
1984年 - オーストラリア厚生省報告書 (オーストラリア)
メディケア受益検討委員会
ニュージーランドレポートを参照
1987年 - スウェーデン代替医療委員会報告書 (スウェーデン)
スウェーデン政府、教育者の代表と医師、カイロプラクター各1名
1991年 - 米国厚生省 ランド(RAND)研究腰椎に対する脊椎マニピュレーションの適応性 (米国)
シェキリー主任研究者(大学教員)その他医師6名、カイロプラクター3名
1993年 - カナダオンタリオ州政府マンガレポート(カナダ)[6]
マンガ主任研究者(大学教授)健康経済学者他3名
1993年 - 英国王室基金ビングハムレポート(英国)
カイロプラクティック特別調査委員会
1994年 - 米連邦政府ヘルスケア対策研究局 成人における急性腰痛の諸問題腰痛ガイドライン(米国)[7]
ビゴス整形外科医他23名のパネル委員とカイロプラクター2名
1995年 - 英国政府腰痛の臨床業務ガイドライン腰痛ガイドライン(英国)
臨床スタンダード委員会10名中カイロプラクター1名参加
1995年 - カナダケベック州むち打ち関連疾患に関する調査(カナダ)
ケベック州調査委員会
スパイザー委員長他34名の専門家(カイロプラクター含む)
2004年 - 英国腰痛運動とマニピュレーションの無作為試験(英国)[8]
英国BEAM(back pain exercise and manipulation)試験チーム
2005年 - カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドライン[9]
WHOカイロプラクティック調査委員会
計26名(WHO、カイロプラクター、政府機関関係者含む)
2006年 - 慢性非特異的腰痛管理ヨーロピアンガイドライン(欧州)[10]
慢性腰痛ガイドラインワーキンググループ
9ヶ国11名の専門家(整形外科医、理学療法士、心理学者、麻酔科医他)
2007年 - 米国内科学会および米国疼痛学会による統合臨床診療ガイドライン(米国)[11]
米国内科学会臨床有効性評価委員会および米国疼痛学会腰痛ガイドラインパネル計医師7名
カイロプラクティックの有効性を認めなかった研究 [編集]
1991年 - 日本厚生省 脊椎原性疾患の施術に関する医学的研究(三浦レポート)(日本)[12]
主任研究者:三浦幸雄(整形外科教授)、研究協力者:石田肇他7名の整形外科医
サイモン・シンらが行ったEBM(科学的根拠に基づく医療)の手法を用いた調査では、「鍼灸はいくつかのタイプの痛みと吐き気には効いている」とされた。また同調査で、「カイロプラクティック、ホメオパシーはほぼプラセボ効果である」とされた。英国カイロプラクティック協会はサイモン・シンを訴えていたが、最終的に訴訟は取り下げられた[13]。
日本における扱い [編集]

日本には、1916年に川口三郎が伝えたとされている。川口は、パーマーの設立したパーマー・スクール・オブ・カイロプラクティック(現在のパーマー・カレッジ・オブ・カイロプラクティック)の卒業生である[14]。
日本においては各種民間療法=無認可手技療法のひとつに位置付けられている。施術および開業については昭和35年の最高裁判決「有害のおそれのないものは禁忌・処罰の対象にならない。」、また「職業選択の自由」により就業している状況である。
現行法律上、カイロプラクティックを行うことは違法ではないが、カイロプラクティックに関連する法律が存在しないため合法、適法ともいえなく、厚生労働省も黙認している状況にある。無論、人体に有害なものであれば違法、非合法となり、処罰の対象となり得る。柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師等の国家資格にはそれぞれの法律があり有資格者のため医療行為に分類されるが、カイロプラクティック、整体、エステティックなどについては無資格なので医業類似行為に分類される。
日本においては、カイロプラクティックを施術されたのが原因とされる健康被害(下半身麻痺など)の訴訟が相次ぎ、またカイロプラクティックの名前を標榜してのマルチ商法まがいの行為等、社会問題が多い。
日本での法的地位 [編集]
詳細は「医業類似行為」を参照
「マッサージ#日本におけるマッサージ」も参照
上記にもあるが日本では法制化されていないため、法に定められる以外の民間療法行為となる。
政府は「カイロプラクティック療法は、脊椎を調整することにより、神経の回復を図ることを目的とする療法とされており、この点においてあん摩マッサージ指圧と区別されるものと考えられる」との見解を答弁している[15]。
次の療法について、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師等に関する法律の適用上疑義が生じたので折返しご教示願います。
1 カイロプラクチック療法
この療法は一八九五年米国のダニエル・ダヴィッドパーマーによって創案され、手技により脊椎の不全、脱臼を矯正する方法で脊椎矯正療法ともいわれているが、これを指圧に含めてよいかどうか。

昭和四十五年六月二十四日医第三七四号をもって貴県衛生部長から御照会の標記の件について、次のとおり回答する。
1について
御照会のカイロプラクチック療法は、脊椎の調整を目的とする点において、あん摩、マッサージ又は指圧と区別され、したがって、あん摩、マッサージ又は指圧に含まれないものと解する。

? 昭和四五年六月二四日 医第三七四号 厚生省医務局長あて宮城県衛生部長照会 (抜粋)

問題点 [編集]
未法制化であるため、誰もがカイロプラクターを自称することが可能。
過度の頸椎アジャストメントによる事故も報告されている。それにより、前述の通り厚生省はカイロプラクテック各団体に「医業類似行為に対する取り扱いについて」を通知し、その中に禁忌対象疾患の認識や一部の危険な手技の禁止を指摘した。これにより各団体(ただし全団体ではない)により自主規制が設けられることになったが、法的にはカイロプラクティックが禁止されることはなく、問題が起きた時には個別の施術者が傷害などに問われることになる。
業団体の意思の統一が図られることが急務ではあるが、現状ではかなり難しいと思われる。現在でも、厚生労働省はカイロプラクティックの法制化には消極的で、資格化の可能性は低い。平成16年度 保健所行政の施策及び予算に関する要望書(全国保健所長会)においては、「整体術(カイロプラクテック)やエステティック等の施術類似行為に対し早急に法的規制、管理指導を引き続き強化されたい」との要望が出されている。
法整備が未熟なため、数か月のものから2年制、パートタイム、4年制のものまで様々な養成施設が存在する。ただし教育期間が長いからといっても、必ずしも「技術」「知識」「倫理」「安全管理」が優れた業者とは限らない。現状の法解釈では、あくまでも人体に害をなさないことが前提である。
米国で国家資格を取得した者もいるが、米国とは違いレントゲン等の検査ができないため、日本国内での施術は米国のものとは異なる部分がある。「カイロプラクティック」、「整体」ともに明確な日本国行政による教育基準を持たず、どちらも国家資格等の規準が無い。資格と称されるものは完全な民間資格。WHOは教育を認可することはしないが、WHOの基準に基づいた教育を受けた等も自由に名乗られる。まったく医学的知識のないものが自由に実施することが可能な状況にある。以上のことから基本的に行政はこれらの手技療法を、特別な専門知識を要せず、あくまで人体に害をなさないものであり、誰でもが行える危険性のないものと認知していると考えられる。
厚生省の通知 [編集]
厚生省健康政策局医事課長通知において以下のように指導され、また危険性も指摘されている[16]。
禁忌対象疾患の認識
カイロプラクティック療法の対象とすることが適当でない疾患としては、一般には腫瘍性、出血性、感染性疾患、リュウマチ、筋萎縮性疾患、心疾患等とされているが、このほか徒手調整の手技によって症状を悪化しうる頻度の高い疾患、例えば、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、環軸椎亜脱臼、不安定脊椎、側彎症、二分脊椎症、脊椎すべり症などと明確な診断がなされているものについては、カイロプラクティック療法の対象とすることは適当ではないこと。
一部の危険な手技の禁止
カイロプラクティック療法の手技には様々なものがあり、中には危険な手技が含まれているが、とりわけ頸椎に対する急激な回転伸展操作を加えるスラスト法は、患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、こうした危険の高い行為は禁止する必要があること。
適切な医療受療の遅延防止
長期間あるいは頻回のカイロプラクティック療法による施術によっても症状が増悪する場合はもとより、腰痛等の症状が軽減、消失しない場合には、滞在的に器質的疾患を有している可能性があるので、施術を中止して速やかに医療機関において精査を受けること。
誇大広告の規制
カイロプラクティック療法に関して行われている誇大広告、とりわけがんの治癒等医学的有効性をうたった広告については、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律第十二条の二第二項において準用する第七条第一項または医療法(昭和二十三年法律第二百五号)第六十九条第一項に基づく規制の対象となるものであること。
「WHO基準」「国際基準」「国際承認」「正規カイロプラクター」「4200時間」とは [編集]
アメリカのカイロプラクティック大学では、就学前に一般教養、基礎科学の単位が必須であり、さらに4年間の学習となる。
日本において、「WHO基準」「国際基準」「国際承認」「国際教育基準」「正規カイロプラクター」「4200時間」等を自称する業者がいる。カイロプラクティックの合法・非合法問題も含め、名称利用そのものに取り締まる機関や法律、罰則はなく、「WHO基準」「国際基準」等は、誰もが自由に名乗る事も可能である。
民間資格の一つ。(授業内容不明。確認、安全を保証する公的機関はない。)
日本国内では公的資格や国家資格ではない。
法制化された国はあるが、国際的に統一されたカイロプラクティックの資格は無い。
日本にはカイロプラクティックを管轄する機関や法律は無い。
散見される「WHO認定」、「WHO基準」であるが、学位や資格を、WHOが認定、認可しているという事ではない。 WHO のガイドラインはあくまで世界におけるカイロプラクティック教育水準の向上・維持を促し普及していく目的のものである。
ただしWHO ガイドラインに明記されている「正規なカイロプラクティック教育 」[カテゴリーI(A)の4.1 目的]は、「法制化された国」についての記述であり、「未法制化国」での「正規教育」については全く言及していない。日本の様な「未法制化国」では、「正規には繋がらない、限定的な教育」としている。
さらにWHO ガイドラインの正規教育には入学前基準がある。およそ理系の大卒程度の基礎科学が必要とされている。これは 医学を学ぶにあたり、より高度な知識が必要となる為である。基礎科学の単位が無い場合は、「4200時間」の前に1年目のカリキュラムに事前教育が必須となる。
しかし、日本の「WHO基準」「国際基準」を標榜する学校においては高卒、又は高卒程度で入学が可能である。
また、大学評価・学位授与機構に登録されているCCEはアメリカの認定機関であり、日本のカイロプラクティック学校を認定・認可した事実は無い[17]。仮に認定しても、アメリカの機関であれば、日本国内では意味を持たないと考えられる。
日本国内のカイロプラクティック教育 [編集]
日本にカイロプラクティック教育を公的に評価する機関は存在しない。南洋州カイロプラクティック教育評議会(CCEA)により認可された学校は、一校存在する。[18]
アメリカにあるカイロプラクティック大学の入学条件は、2学期制で90単位以上の自然科学を含むGPA2.50以上の事前教育(プレ-カイロプラクティック教育)が必要とされている。[19]
日本以外の法制化国に留学し、職業大学を卒業した者は別に存在する。ただし地域によっては学位だけでは、開業は出来ない。その国において学位授与後に、職業試験などが行われる。 現在、日本国内のカイロプラクティック教育は大きく4つに分かれる。特に修業する時間数に違いがあるが、公的に確認する機関もなく、授業内容も自称であり、時間数だけで優劣は判断が出来ない。卒業後に民間資格が与えられることが多い。国際基準の日本のカイロプラクティック学校の授業は、日本語で行われながらも海外の英語圏の認定機関に評価され、さらに学位等が与えられる。認可を受けた単位は海外他大学から互換[要出典]される。
週末セミナーなどによる不特定多数へカイロプラクティック教育
4200時間未満の教育時間を有する教育校(短期養成校)
修業年数は学校によってさまざまであり、施術所を併設していない学校も存在する。
厚生労働大臣認可と自称している学校も存在するが、厚生労働大臣がカイロプラクティック学校を認可したことはない。
学校経営団体が厚生労働省が認可を受けているように謳っている学校も存在するが、厚生労働省がカイロプラクティック学校を認可したことはない。
学校経営団体等が協同組合である場合、事業者団体として、設立について認可を受けることはあるが、カイロプラクティック行為とは関係がない。
4200時間以上の教育時間を有し、付属施術所を併設し、国際基準を謳う教育校 (ただしその国際基準は、海外での公的資格では無い)
世界カイロプラクティック連合(WFC)が、2009年10月29日に、世界のカイロプラクティック教育機関のリストを発表し、日本のカイロプラクティック教育機関が2校掲載されている[20]。
「東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック」(Tokyo College of Chiropractic)
本学を卒業すると、法制化された海外でカイロプラクターとして働く、または開業することが可能[要出典]
アメリカ合衆国においてカイロプラクティックに関する種々の試験を運営する全国カイロプラクティック試験協会(National Board of Chiropractic Examiners)(NBCE)によって、卒業者は同協会による試験の受験資格を有する学校であるとされている[21]。
1995年に東京都内にRMIT大学日本校カイロプラクティック学科が国際基準校として開校。
2005年に国際カイロプラクティック教育評議会(CCEI)下の一部組織である南洋州を管轄するACCE(現:CCEA)よりアジア初の学校として認定を受け、[22][23]現在、認可が2012年まで更新されている。[18]
2009年から学校名称を現校名に変更し、国際承認[要出典]のドクター・オブ・カイロプラクティック(DC)学位を発行する予定。ただしこれはアメリカのDoctor of Chiropractic (D.C. or DC)等の正規学位ではない。
(2010年閉校)「マードック大学インターナショナルスタディセンタージャパン」(Murdoch University International Study Centre Japan)
2006年に東京都内で開校するが、その後三鷹市へ移転。
全カリキュラム修了すると卒業時には、BSc(カイロプラクティック理学士), B Chiro(カイロプラクティック学士)の2つの学位を取得できる。
第1期生の卒業に併せてCCEAによるアクレディテーション取得予定である[要出典]。
2010年 閉校
「国際カイロプラクティックカレッジ」
2009年に大阪府東大阪市でWHO基準に沿った教育を始める。
BCSc(修了証)を発行。
CCEAへ申請中[要出典]。
短期養成校卒業者向けへのカイロプラクティック標準化コース (Chiropractic Standardization Course)(CSC)[24]
短期養成校卒のカイロプラクティック専業者対象のみ行われ、オーストラリアで法制化までの特別経過措置プログラムとして普及した経緯から、日本では1996年に、RMIT大学日本校カイロプラクティック学科によって行われ、不特定多数へのセミナー禁止等の厳しい倫理規定を設けられていた。CSCを行う場合には、上記で述べた4200時間以上の教育を行う全日制校のみで行えた。CSCプログラムを行った教育校は、現在までに4校確認され、うち2校は、1998年の世界カイロプラクティック連合の東京宣言を順守し、2006年3月に、コースをすでに終了している。各校によって入学基準や取得できる学位または修了書が異なるが、現在のところ、すべてのコースは、日本カイロプラクターズ協会に承認されている。
RMIT大学日本校 - カイロプラクティック標準化コース(CSC) - 終了
1996年にコース開始され、2006年に終了。
コース修了者にはBachelor of Chiropractic Science (Conversion)授与。
日米カイロプラクティック学園 - カイロプラクティック標準化コース - 終了
カナディアン・メモリアル・カイロプラクティック・カレッジと提携し2001年に開始され、2003年に終了。
コース修了者にはCSC Certificateを授与。
マードック大学インターナショナルスタディセンタージャパン - 健康学士CSCプログラム
2002年にコース開始。
コース修了者には、Bachelor of Health Sciences(Chiropractic)を授与。
2009年度の募集は未定となっている[25]。
2010年コース終了
国際カイロプラクティックカレッジ - カイロプラクティック標準化コース
2005年にコース開始。
コース修了者には、Bachelor of Sciences in Chiropractic Diploma を授与。
関連項目 [編集]

カイロプラクティック団体・協会
カイロプラクティック教育評議会
代替医療 - (Alternative medicine)
ヘルスケア
手技療法
オステオパシー
整体
脚注 [編集]

^ a b c d 世界保健機関 2006, p. 11.
^ a b 世界保健機関 2006, p. 6.
^ Traditional Medicine>Traditional, Complementary and Herbal Medicine>WHO Guidelines on Basic Training and Safety in Chiropractic
^ World Health Organization About WFC - World Federation of Chiropractic (英語) 検索日2010年02月08日
^ Christensen MG, Kollasch MW (2005). “Professional functions and treatment procedures” (PDF). Job Analysis of Chiropractic. Greeley, CO: National Board of Chiropractic Examiners. pp. 121?38. ISBN 1-884457-05-3 2008年8月25日閲覧。.
^ Manga P, Angus D, Papadopoulos C, Swan W. The Effectiveness and Cost-effectiveness of Chiropractic Management of Low-Back Pain, Commissioned by the OCA. Funded by the Ontario Ministry of Health, 1993.
^ Bigos, S, Bowyer, O, Braen, G, et al. Acute low back pain in adults. Clinic Practice Guideline No. 14. AHCPR Publication No. 95-0642. Rockville, MD: Agency for Health Care Policy and Research, Public Health Service, US Department of Health and Human Services. December, 1994 (英語)
^ United Kingdom back pain exercise and manipulation (UK BEAM) randomised trial: cost effectiveness of physical treatments for back pain in primary care. BMJ (Clinical research ed. 2004 Dec 11;329(7479):1381(英語)
^ 世界保健機関 2006, p. 24.
^ EUROPEAN GUIDELINES FOR THE MANAGEMENT OF CHRONIC NON-SPECIFIC LOW BACK PAIN - COST B13 Working Group on European Guidelines for Prevention in Low Back Pain
^ Chou R, Qaseem A, Snow V, Casey D, Cross JT, Jr., Shekelle P, et al. Diagnosis and treatment of low back pain: a joint clinical practice guideline from the American College of Physicians and the American Pain Society. Annals of internal medicine. 2007 Oct 2;147(7):478-91.(英語)
^ 三浦幸雄. ?厚生省 平成2年度 厚生科学研究「脊椎原性疾患の施術に関する医学的研究」? (Report).
^ “Simon Singh libel case dropped”. TheGuardian. (2010年4月15日)
^ 同校初の日本人卒業生は森久保繁太郎、川口は2人目の卒業生である
^ 内閣総理大臣宮澤喜一 (1992-01). ?参議院議員堀利和君提出カイロプラクティック取扱いに関する質問に対する答弁書? (Report). 第122回国会.
^ ?医業類似行為に対する取扱いについて 医事発第58号 各都道府県衛生担当部(局)長あて厚生省健康政策局医事課長通知? (Report). (平成3年6月28日).
^ Council for Higher Education Accreditation CCEを評価する米政府高等教育アクレディテーション評議会(CHEA)内検索ページ(英文)
^ a b CCEA Program Accreditation Status - CCEA (英語)(検索日2010年08月29日)
^ /2007_January_STANDARDS.pdf#page=32 Standards for Doctor of Chiropractic Programs and Requirements for Institutional Status January 2007 - Council for Higher Education Accreditation(英文pdf)
^ List of Chiropractic Colleges October 28, 2009 - About Chiropractic - World Federation of Chiropractic (英語) 検索日2009年11月26日
^ Test Sites - Examination Administration - WRITTEN EXAMINATIONS - National Board of Chiropractic Examiners (NBCE) (英語)(検索日2010年02月11日)
^ RMIT-Japan Becomes First Accredited Chiropractic School in Asia, Dynamic Chiropractic, January 1, 2006, Vol. 24, Issue 01(英語)
^ RMIT-Japan Becomes First Accredited Chiropractic School in Asia- ChiroWeb.com (英語)
^ CSCプログラムカイロプラクティック教育- ChiroJapan.Com
^ CSC 学位取得コースBHSc(Chiro) - 検索日2010年02月02日
[ 日本大百科全書(小学館) ]
chiropractic
整体療術の一つで、アメリカのパルマーD. D. Palmerが1896年に創始した。語源はギリシア語で、「手による施術」の意である。脊椎(せきつい)の異常を手で衝撃し、その異常を整え、狭められた脊椎骨の間の椎間孔を正常に復すとともに、神経の圧迫をなくして神経機能を回復し、支配下の組織や器官の機能の異常を整えるための治療法。脊椎にわずかの「ひずみ」があっても椎間孔は変形し、ここを出入りする神経や血管は圧迫を受け、その支配下の組織や器官に異常がおこるといわれている。なお、ここでいう「ひずみ」とは、脊椎骨の不正列のことをいうが、最近の治療傾向は、異常に緊張した筋肉を正しく伸張して、機能を整えることに重点を置いている。
1、 カイロプラクティックとはどういう治療術ですか?
カイロプラクティックは、東洋医学的考え方を西洋医学のことばで説明する治療術のことです。東洋医学的考え方とは身体に自然治癒力があると考える立場のことです。カイロプラクティックはこの自然治癒力を西洋医学のことば、とくに神経系のはたらきで説明する独特の治療術です。
2、 カイロプラクティックの特徴を一言で言えますか?
それぞれの治療術は自らの原理原則を表す簡潔明瞭なことばをもっています。
たとえば、東洋医学は「気の流れ」。気の流れの異常が病気をもたらすと考えます。治療の眼目は身体の気の流れを正常に戻すことです。
西洋医学は「外部介入」。身体の自然治癒力を否定し、人間の健康は外部からの介入によってしか維持できないと考えます。よって、治療は手術と投薬が主となります。
これらの治療術に対し、カイロプラクティックの立脚点は「神経系のはたらき」です。
病気の状態は、“神経系のはたらき(トーン)が過剰になるか過少になるかのいずれかの場合で起こる”と考えます。したがって、治療は神経系のはたらきを正常に戻すこととなります。
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3、 カイロプラクティックは骨格の矯正だと思っていましたが、違うのでしょうか?
はっきり言って違います。骨をぽきぽき鳴らすことや骨格のゆがみを治すことがカイロプラクティックではありません。骨格の矯正は手段であって、目的は違います。目的は、神経系の機能回復です。また骨格のゆがみを取って、例えば背骨であればまっすぐに矯正したとしても、このことは神経系の機能回復と決してイコールではありません。
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4、 骨格の矯正でないとしたら、いったいどんな治療法なのですか?
伝統的なカイロプラクティックでは、“椎骨(背骨)の位置異常があれば、その部位の脊髄神経のはたらきに異常が生じる”つまり、“筋骨格系の異常が、神経系の異常をまねく”と考えられています。よって、背骨を矯正して神経系のはたらきを正常に戻すことが治療の眼目となります。しかしこれだけでは、カイロプラクティックの本当の意味での説明には不十分なのです。
なぜなら、“椎骨(背骨)の位置異常を矯正して神経系のはたらきを正常に戻すこと”、確かにこのことをカイロプラクティックの創始者であるDDパーマーは指摘しています。しかしそれと同時に、彼は“外傷、毒、自己暗示により神経系に異常が生じると筋肉の収縮に不均衡が生じて背骨の位置異常が生じる”とも言っているのです。前に述べた伝統的なカイロプラクティックの考え方は、創始者のこの点を見落としています。つまり両者を合わせると、“神経系に異常があれば背骨のゆがみが生じ、背骨のゆがみはさらに神経系の異常を生み出す”となるのです。したがって、カイロプラクティックの原理原則は“神経系のはたらきを正常に戻すための治療法”という点にあります。
ところがいつの間にか、背骨の矯正(手段)と神経系の機能回復(目的)の明確な関係が治療者側の意識から薄れて、背骨の矯正のみが一人歩きしてしまった結果、カイロプラクティック治療に対する認識に誤解が生じたのだと考えています。
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5、 神経系のはたらきを正常にする具体的な治療方法はどんなことをしますか?
従来背骨の矯正と考えられていたのは、実は骨の位置異常やずれの矯正ではなく、関節や筋肉の末梢にある神経系の感覚受容器に対して刺激を入れていたのです。神経系に適切な刺激を入れることにより、神経系の機能を正常な状態に戻します。つまり、神経系の過剰なはたらきや過少なはたらきを是正して正常なはたらきを回復させることがカイロプラクティックの主な目的となります。
アクチベータのような器具を使ってパチンパチンと刺激を入れる治療法はまさしく感覚受容器に対する刺激を入れて効果をあげています。また、視覚、聴覚、嗅覚、味覚などの五感の刺激や、呼吸運動や眼球運動などの刺激を入れて、神経系のはたらきを是正するカイロプラクティック神経学の方法もあります。
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6、 ちょっと待ってください。神経系とはどういうはたらきをするのですか?
身体の全システムの司令塔は神経系であると考えるのがカイロプラクティックです。なぜなら、脳のはたらきと連なる神経系はほとんどすべての組織、器官をコントロールしているからです。手足を動かすこと、五臓六腑のはたらき、内分泌系や身体の防御システムである免疫系、さらには心のはたらきさえも神経のはたらきがコントロールしています。したがって、神経系のはたらきが亢進したり低下したりすると、身体の完璧性からの逸脱が生じて病気の過程が進行することになります。カイロプラクティックはこの乱れた神経系のはたらきを正常に戻すことを主要な目的とする治療術です。
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7、 ということは、腰痛・肩こりなどだけに効果があるというわけではないのですね?
カイロプラクティックは1895年9月18日、DDパーマーが執事のハーベイ・リラードの難聴を治療して聴覚の機能を回復したときが出発点となりました。米国生まれの治療術です。その後、彼のオフィスには難聴の患者が列をつくりました。また、心臓病の患者を治療すると、心臓病の患者の列ができました。このように、カイロプラクティックの歴史の幕開けは難聴と心臓病の治療で彩られています。いずれも、神経系のはたらきを回復させたからです。また、2代目のBJパーマーは立派な研究クリニックをつくり、様々な難病患者を治療して成果をあげています。腰痛、肩こりといった一般患者の例はひとつもありません。むしろ、多様な自律神経系の疾患はカイロプラクティックの得意中の得意分野です。
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8、 身体のゆがみと神経系の働きの関係を教えてください。
背骨は身体の支柱ではありません。支柱なら夜間の睡眠中でもしっかりと立っているはずです。神経が休むと骨格も休むのです。むしろ背骨は筋肉や関節がはたらく梃子の役割をはたしています。また、神経と筋肉の作用に不可欠なカルシウムの貯蔵所としての役割もはたしています。生物が海中から陸上に進化した時点で、背骨はカルシウムを貯蔵する最適な組織となりました。
身体が歪むのは筋肉のバランスが崩れるからです。キャンプ場でテントを野営するときのことを思い出してください。テントにたるみが出たり支柱が傾いたりするのは何が原因でしょうか?ロープの張りが均等でないためです。人間の身体でロープに当たるものはなんでしょうか。そう、筋肉です。しかし、その筋肉の張りをコントロールしているのは神経系の働きです。だからこそ神経系のバランスが崩れると身体にはいろいろな歪みが起きてくるのです。カイロプラクティックは神経系のはたらきを正常に戻して、結果的には身体の歪みも是正します。
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9、 整体との違いはなんでしょうか?
整体とは治療の原理原則が違うということにつきます。患者の病態を見る基準、さらに治療の進行を見る基準が違います。カイロプラクティックは神経系のはたらきが回復したかどうかを治療1回1回の基準としています。そのために、神経系の状態を示す“窓”として、各種の反射が正常になったかどうかをチェックしています。
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10、アクティベータのことをもっと教えてください。
アクティベータ・メソッドは独特な検査法に基づく特異的な治療法なので、その詳細を述べることはここではできません。(深く知りたい方は、こちらwww.activator.gr.jpへリンクしてください。)しかし、治療器具であるアクティベータは非常に速いスピードで神経末端の感覚受容器を刺激するので、神経系を賦活し、神経系のバランスを整えるため、身体の自然治癒力を引き出します。心身ともにリラックスして健康を取り戻すのです。カイロプラクティックにとって、骨をポキポキ鳴らすことは必要条件ではないのです。
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11、骨の矯正音が聞こえないと治療を受けた気がしないのですが。
矯正したときに出る関節の音は「矯正音」と言います。これは関節の中に含まれていた窒素ガスが出る音です。尾篭な話ですが、関節の「おなら」です。これは治療の基準とはなりません。専門雑誌に載った研究論文でも、このことが確認されています。音を出すだけなら自分自身でくびや腰をひねって音を出すことができます。これは治療と関係ありません。また、整体の治療で一時にどれだけ多くの矯正音を出せるかを競うという信じられないことが行われていますが、こうしたことはカイロプラクティックとは無縁です。治療の基準となるのはあくまで神経系のはたらきが正常に回復したかどうかなのです。
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12、カイロプラクティックでは骨盤や背骨の歪みとかをあまり考えないのですか?
何度も繰り返しますが、骨盤や背骨の歪みは結果であって原因ではありません。原因は神経系のはたらきが不十分でバランスを失っていることです。ですから、カイロプラクティックの治療家(カイロプラクター)は骨格上の歪みがあるときには必ず神経系のはたらきに障害があることを認め、その原因を探るのです。骨盤の歪みの原因は何か。背骨の歪みの原因は何か。原因は手足の末梢神経にあるかもしれないし、体幹の脊髄神経のレベルにあるかもしれません。はたまた、大脳や小脳などの中枢神経系に障害があるかもしれません。そのレベルを特定して、神経系に刺激を与え、神経系の働きを賦活させるのです。
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13、何度も治療を必要とするのはどういうわけですか?
従来、「骨がまたずれる」からという説明がされてきました。さらに聞くと、筋肉が矯正を維持できないためであるという説明が通常なされます。これはどういうことでしょうか?筋肉の張りがバランスを取り戻すまで、骨のずれは治らないということを示唆しているのです。筋肉の張りとは筋肉を支配している神経系の働きのことです。つまり、神経系のはたらきを正常にするまで、治療が続けられるということを意味しています。神経系(脳)の間違った記憶を是正して、正しい身体バランスを覚えさせる再トレーニングにどうしてもある期間が必要となるからです。これがある頻度の治療回数を必要とする理由です。
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14、痛みがとれるのはどうしてですか?
痛みを伝えるのは、細くて伝道速度の遅い神経線維です。通常、太くて伝導速度の速い神経線維はこの痛みを伝える神経線維のはたらきを抑制しています。ところが、何らかの理由で太い伝導速度の速い神経線維(触覚、深部固有感覚)のはたらきが低下すると、痛みの線維の抑制が低下して、痛みが感じられるようになるのです。したがって、カイロプラクティックの治療は太くて伝導速度の速い神経線維のはたらきを正常に戻して、痛みの線維の抑制を回復させることになります。
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15、健康維持のためにカイロプラクティックを利用できますか?
もちろん利用できます。というより、この神経系のはたらきを正常に維持させる為のメインテナンス治療こそが、ストレス過剰な現代社会では不可欠だとご理解いただけたらよいと思います。
病気でなければ、検診やドック以外にまず病院には行きません。しかし、健康な人は健康の維持増進のためにカイロプラクティックの治療院を訪れます。なぜでしょうか?カイロプラクティックでは、心身をコントロールする神経系のはたらきが完全に機能しているときを“健康”と考えるのです。その治療は神経系のはたらきを回復させることを目的としています。西洋医学との最大の違いはそこにあるのです。
実は、健康と病気の間には多様な“未病“という広範囲な領域があります。この未病の範疇にはだるいとか、調子が出ないとか、すがすがしさがないとか、身体の機能低下を訴える愁訴(一般に不定愁訴といわれている)が含まれています。この未病の段階では、西洋医学のお医者さんは診断名がつけられないので、“様子を見ましょう”と言います。言い換えるとこれは“病理が進行して診断名がつけられるようになるまで待ちましょう”ということなのです。病気でないということは直ちに健康であるとは限りません。未病を病気にさせない予防医学としてカイロプラクティックが役立つのはそれなりの理由があるのです。
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16、カイロプラクティックはアレルギー疾患を扱いますか?
DDパーマーは同じような生活をしていてどうしてAさんは健康でBさんは病気なのか、このことを問いました。病気は身体の外部にあるのではなく内部にあると気づいたのです。病気は神経系のはたらきが異常になっているときに起こると考えたのです。彼の弟子である私たちは同じように考えます。あるひとは卵アレルギーがあるのに、別の人は卵アレルギーがないのはどうしてだろうか?花粉は人びとを無差別に襲うのに、Xさんは花粉症にかかりながら、Yさんは花粉症にかからないのはどうしてだろうか?アレルギーは身体外部のアレルゲンに原因があるのではなく、身体内部の過敏な免疫系に問題があるのです。カイロプラクティックはこの過敏な免疫系にたいして神経系を介して正常な反応に切り替える治療をします。そうすると、特定のアレルゲンにONとなっていたスイッチがOFFになり、アレルギー反応が除去されるのです。
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17、こども、老人でも治療を受けることができますか?
もちろんできます。夜泣きの赤ちゃん、母乳アレルギーのある赤ちゃん、おむつや石鹸にアレルギーのある赤ちゃん、みんなOKです。赤ちゃんがOKなら、幼児、小学生、中学生もOKです。カイロプラクティックの治療を受けると、健康になります。病気にかかりません。またかかったとしても、軽く済みます。
ご高齢の方にはカイロプラクティックは特にお薦めです。現在、介護を受けている寝たきり老人の大多数は、脳卒中と転倒による骨折・打撲が原因とされています。カイロプラクティックは、神経系のはたらきを回復させることで身体の調子を整え、脳卒中や転倒などを予防します。また、痴呆症の予防にもなります。
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18、妊婦も治療を受けることができますか?
もちろんできます。分娩前日まで、また出産直後からの治療が可能です。治療の方法に関しては全く問題ありません。腰痛で来る妊婦の方が多いのですが、レントゲン検査も必要としませんので、みなさんに喜ばれています。神経系のはたらきが整っていると、安産で健康な子どもが授かります。また、母親である妊婦のアレルギーを除去しておくと、子どもにアレルギーが出なくなるので、この治療もお薦めしています。
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19、ところで、カイロプラクティックの命名の由来を知りたいのですが。
創始者のDDパーマーはこの治療法を発見したときに、患者の一人であり地元の知識人であった教会の牧師さんに何か良い名前がないか尋ねました。牧師はギリシア語で“手を意味するカイロ”と“治療術を意味するプラクティック”を合わせて、“カイロプラクティック”と命名したのです。字義通りには“手技療法“となります。しかし、日本にはその他の手技療法がたくさんありますので、カイロラクティックという全世界で通用していることばを使用しています。
20、痛みについてもっと知りたいのですが…
痛みは不快な症状です。当院を訪れる90%ほどの人がこの不快な症状を軽減してほしいと思って門を叩きました。ですから、この痛みについてよく知ることは非常に大切です。まず、痛みは身体と別個の実体ではありません。薬や注射や麻酔で一時的に痛みを軽減させるので、あたかも痛みは身体から別個に取り除くことのできる実体であるかのように思われますが、その効き目が薄れれば、痛みは戻ってきます。痛みは身体の働きが低下した場合に起こる信号なのです。身体の働きを元の正常な状態に戻していくと、その信号である痛みは自然と消えていくのです。これが、自然療法のカイロプラクティックの特徴です。
しかし、世の中には、痛みだけを抑制しようという方法もあります。しかし、これらの方法は身体の他の機能を犠牲にして痛みを軽減する方法です。たとえば、ペインクリニックで多用されている星状神経節ブロック。これは痛みを軽減することと引き換えに、心臓の働きを低下させ、頻脈や不整脈を引き起こす可能性が大です。また、消炎鎮痛剤は自律神経の振り子を絶えず交感神経の亢進に戻して、多様な自律神経失調の症状をもたらします。ステロイド剤の危険性は言うまでもありません(消炎鎮痛剤とステロイド剤の危険性はトピックス参照)。
手術や薬を使わない自然療法の場合にも、痛みをとることと引き換えに、患者さんの健康を犠牲にする怖れもあります。自然療法だから安心だ、ということは無前提には言えません。それは局所的次元に注意を奪われて、脳の機能を低下させる結果、自律神経系の働きを低下させてしまう場合もあるからです。したがって、身体の神経系の働きを熟知した治療家であるかどうかが非常に大事となります。
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21、カイロプラクティックが神経系に働きかける治療法であることはわかりましたが、それを具体的に知る手がかりはありますか?
現在、医療検査器具の技術革新は日進月歩であり、一般家庭の中にどんどん入り込んでいます。たとえば、血中酸素濃度計測計。今では、大手時計メーカーが健康管理の一環として家庭用にこの測定器具を発売しています。もちろん、異常があればお医者さんに診てもらいなさい、ということでしょうが、カイロプラクティックでもこの測定器具を使って、治療効果を確かめることができます。たとえば患者さんに治療前に血中酸素濃度を測定してもらいます。すると、92%と出ました。かなり低いです。血流障害が疑われます。必要な治療をして神経系に刺激を入れて、治療後再度、患者さんに血中酸素濃度を測ってもらいます。すると、98に上がっています。改善しました。このような例は枚挙に暇がありません。カイロプラクティックが自律神経系に働きかけて血流の改善に寄与していることは明らかです。また、さまざまな神経反射の窓を使って調べることもできます。たとえば、瞳孔反射。検眼鏡の光を当てると、左右の瞳孔の反射にアンバランスがたいていの人に見られます。治療後これが改善しておれば、OKということになります。もし、治療によって痛みが軽減しても、瞳孔の反射に改善が見られないかもしくは悪化している場合、その治療法は他の身体機能を犠牲にして得られたものであることがわかります。これは間違ったやり方です。こうした窓がたくさんあり、治療前後に観察すると治療の経過がよくわかります。また、筋肉の弱かったトーンが正常に戻ることでも神経系の機能回復がわかります。近い将来、PETなどの脳の機能を測定する高次検査法が利用できるなら、必ずや、カイロプラクティックの治療法が脳を中心とした神経系の活性化を促していることが判明するでしょう。そうした研究を待つまでもなく、個々の治療オフィスでも、神経系の機能回復を知る様々な指標を使って、具体的に患者さんに知ってもらうことができるようになっています。
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22、カイロプラクティックが神経系のはたらきを非常に重視していることはわかりましたが、でもやはり骨がずれることもあるのではないですか?
問診表の主訴のところに、「骨盤のずれ」とか「背骨のずれ」とかを記述される方がときどきいます。また、「先生、私の背骨はずれていませんか?」という質問をたくさん受けます。まさにこれは、カイロプラクティックという療法が「骨のずれを矯正する」治療術であるとの認識が国民のあいだに浸透している表れでありましょう。
しかし、これは間違いです。あるいは正しくはありません。ごく一部をとらえて全体であるかのように受け止められているからです。この認識は国民の責任ではありません。間違ったカイロプラクティックについての見方を長いあいだ国民に知らせてきた報いがブーメランのように返ってきているのです。
第1に、骨ははずれることはあります。顎がはずれる。肩がはずれる。股関節がはずれる。まさにこれは脱臼です。英語で言うと、LuxationあるいはDislocationと言います。関節がはずれると、筋肉は支点を失って、関節を動かすことができず、顎や腕や脚はだらんとしてしまいます。これはカイロプラクティックの範疇ではなく、整形外科医の範疇です。では、骨はずれたりするのでしょうか?
結論から言うと、骨がずれることはありません。背骨がずれたら大変です。背骨には脳から連結した脊髄が通っています。もし、背骨がずれたら脊髄を損傷して身体が麻痺してしまいます。レントゲン写真を見ると、脊髄損傷の患者のなかには骨がずれたように写っているものがありますが、これは靭帯が損傷して関節が緩んだためです。半ばはずれた状態です。文字通り、これは亜脱臼。これもカイロプラクティックの範疇ではなく、整形外科の範疇です。外科的手術の対象。
通常、「骨のずれ」と言われるものは、外観上の骨格の歪みを指している場合がほとんどです。くびが右に傾いている。左の肩が下がっている。腰が右に曲がっている。ウエストのラインが傾いている、等々。元々、初期のカイロプラクティックはこうした骨のずれをmisalignment(不整列)、 malposition(位置異常)と呼んでいました。しかし、これはある静的な状態で見る限り、そう見えるだけのことであって、実際には、関節の可動域が制限されて、動きをブロックされている状態のことを指します。後のカイロプラクティックはこれをフィクセイション(関節の可動域の制限)と名づけました。関節に鍵がかけられて動かない状態のようなので、ロックされた状態とも言います。
船の舵でたとえると、右に曲がっている状態で船が右にぐるぐる回転していることを想像してください。これは舵のずれでしょうか?そうではなくて、面舵はとりやすいが取り舵はとりにくい舵の状態になっていると言えます。
人間の背骨で言えば、棘突起という骨の出っ張りが右には回旋しやすいのに左には回旋しにくい状態と同じです。人間を動かない静的状態で後ろから見ると、背骨が右にずれたように見えるのです。こうしたフィクセイションは背骨の動きに関連した多裂筋、回旋筋、横突間筋といった内在筋のアンバランスがあると生じるのです。したがって、骨はずれないが歪みは生じることになります。そしてこれらの歪みをつくる筋肉のアンバランスは、これらに命令を与えている神経系のアンバランスから生じているのです。カイロプラクティックが神経系の機能を回復させる治療術であるというのはこの点に根拠があるのです。
もうひとつ、背骨は健康に大事である、背骨は一家の大黒柱のようなものである、といったイメージが刷り込まれているので、骨のずれは大変だ、という意識につながるのですが、人間の背骨は決して支柱ではありません。よく怪奇映画に人間の骨格が自由に動き回るシーンが出てきますが、実際に骨格だけでは支えるものがないので、クシャンとつぶれてしまいます。骨格を支えているのは筋肉です。筋肉があるため、直立歩行もできるのです。実際には骨格の支柱となっているのは筋肉です。果物をたとえにしましょう。ネーブルや夏みかんを半分に輪切りにすると、実が袋に入っている様子が見えますね。この袋に当たるものが人間では筋肉およびそれを包む筋膜なのです。骨はこの筋肉と筋膜に包まれているのです。そして、この筋肉に命令を与えているのが脳からの神経系の命令なのです。
ですから、姿勢を見て身体に歪みがあると認められるときには、神経系のはたらきに何らかの異常があるとプロである私たちは見るのです。
では、カイロプラクティックの治療は骨をポキポキさせて、ずれを矯正しているのではないか?と当然の疑問を持つ方もおられるでしょう。治療家自身は骨のずれを矯正していると思っているはずですが、実は矯正は神経系末端にある感覚受容器を刺激し、その情報が脳に到達して神経系のアンバランスを是正させるのです。バランスを回復した脳は筋肉にフィードバックされて筋肉のアンバランスをとり、結果的に身体の歪みを矯正します(問題は正しい脳への刺激の入れ方になります)。
したがって、カイロプラクティックは神経系の機能を回復させて、結果的に身体の歪みを是正するのです。これは些細なことのようですが、決定的な違いです。よく私のところにくる患者さんで、整体に何年も通い、整体の先生から「あなたの骨の歪み、ずれ、ひねりが大きいからなかなか治らないのだ」と言われた、というような話を聞きますが、おかしいではないですか。ずれやひねりを治すと標榜しながら、治らない原因をずれやひねりにするのは。無責任、自己撞着、あるいは自己敗北宣言?
目的と結果をはきちがえると、こういうことも起こります。カイロプラクティックは神経系のはたらきを正常に戻すことを通じて、身体の歪みも矯正し、健康を回復させるのです。
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23、これまでの話を窺って、ずいぶんユニークな内容だなあと思います。カイロについての常識がことごとく破られてしまいました。他にこのような見解をお持ちの方はおられるのですか?

いません。少なくとも日本では。このことを自覚するとき、歴史上の一人の人物を想い出します。創始者DDパーマーの息子であり、パーマー・スクールの2代目学長であったBJパーマーです。彼は次の言葉を残しています。
One majority. Millions minority. 直訳すると一人の多数派、数百万人の少数派。つまり、たった一人でも正しければ真実は貫かれるし、たとえ数百万人でも間違っていれば真実ではない、ということでしょうか。
私も同じ思いです。真実は曲げようもありません。
松尾芭蕉に不易流行という言葉があります。これは俳句の精神を述べたもので、不易とは変わらぬ真理、流行とは時代の風俗のことです。カイロプラクティックにも同じことがあてはまります。変わらぬ真理とは何か? 流行とは何か? 流行とはカイロプラクティックに即して考えれば、時代時代の最先端の医学知識ということになるでしょう。
カイロプラクティックの不易とは神経系のはたらきです。それがこの100年間の神経学の発展の中でますますその原理原則が豊かに息づいているのを感ずることができます。変わらぬ真理は石碑に刻まれるような化石的なものとは違います。現代の最先端の知識の中で貫かれるべきものです。
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24、カイロプラクティックは神経系の異常やアンバランスを見つけて治療する以上、やはりいろいろ検査をして悪いところを見つけるのでしょうか?

もちろん、検査をしてどこが悪いのかを正確に判断します。それが「見立て」になります。ろくな検査もしないで治療をするのは治療ではありません。あてずっぽうな治療です。治療と言う名に値しません。
検査は治療室に入ってくるときから始まっています。どんな表情か?瞼の状態はどうか?歩き方はどうか?腕の振りはどうか?姿勢はどうか?握手をしたときの手はすべすべしているかべっとしているか?一連の神経学的検査をします。瞳孔の反射はどうか?三半規管のはたらきはどうか?眼の動きはどうか?等々。また、関節の可動域、必要な整形的検査、筋肉反射検査、下肢長検査、血圧、脈拍などのバイタルサインを調べます。また、心拍間隔変動係数をコンピュータで計測して、自律神経系の働きを見ます。このほか、身体の様子を見る「窓」にはたくさんあるので、その窓に関連した検査を行います。筋肉反射検査や下肢長検査もその大切なひとつです。
こうして、検査により、身体のどの部位に神経的傷害があるのかを特定して、治療することになります。また、この神経的傷害の背後に、アレルギーがあったり、感情的しこりがあったり、栄養障害や毒物の蓄積などがあったりすることがあるので、そうした点も検査することになります。 
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25、検査をして診断もするのでしょうか?

わたしたちは西洋医学の言うような診断はしません。また能力もありません。というのは、西洋医学の診断は病理の診断であり、わたしたちはそのような訓練を受けておりません。もっと正確に言うと、70時間以上病理学について勉強します。それは患者の病理が疑われるとき、専門医に紹介するためのものであり、治療するためのものではありません。  
実際、坐骨神経痛で来院された患者さんの中に脊髄腫瘍が疑われた患者さんがおられましたので、病院に紹介して手術をしてもらったケースもあります。わたしたちカイロプラクティックの治療家は病理にいたる前の身体の機能障害を扱います。
一般に身体の生物状態は一方の極である100%機能が発揮されたウエルネスの状態から、他方の極である病理(病気)や遂には死に至る状態までの幅広いスペクトラムから構成されています。健康か病気かといった二項対立軸ではありません。西洋医学が扱うのはこのうち、20%くらいのスペクトラムを構成する病理の状態です。彼らはこの状態を扱う専門医としての訓練を受けています。この領域での検査と治療は得意です。ところが、それ以前の「灰色ゾーン」である80%のスペクトラムを構成する機能的疾患の状態については不得意です。はっきり言えば素人です。何の訓練も受けていないので、この状態を検査、診断する方法論を持っていないのです。ですから、原因はわからないが「とりあえず」症状を取るための対症療法を行うのです。診断を放棄するのです。例の「不定愁訴」というものです。また、「様子をみましょう」と言って、診断のできる病気になるのを待つのです。なかには、この80%を占めるスペクトラムの機能的疾患状態の事実を認めない多数の西洋医学の人々がいます。
カイロプラクティックは病理以前の機能的疾患の状態に対する検査と分析、そして治療法を持っています。この範囲は東洋医学の言う「未病」の領域と合致します。ですから、診断という言葉を広い意味で理解すれば、わたしたちもどこに悪いところがあるかをみますから、診断していることになりますが、西洋医学的な病理的診断はしていないので、「見立て」とか「分析」とか呼んでいるのです。したがって、病名はつけません。 
医療は多様な治療術から構成されています。西洋医学だけが医療ではありません。国民が多様な医療を選択できることが重要となっています。そこで、最後に一言。「西洋医学の得意な分野の疾病で非西洋医学のところに行くな。非西洋医学の得意な分野の疾病で西洋医学のところへ行くな。」 
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26、西洋医学の得意な分野はなんですか?

医師であり代替補完医療にも精通しているアンドルー・ワイルは自著『癒す心、治る力』(角川書店)の中で、現代医学にできることとして次のことをあげています。
他のどの治療法よりもすぐれた外傷の治療。
多くの内科的・外科的緊急事態の診断および処置。
抗生物質による細菌感染の治療。
寄生虫、および菌類感染の治療。
免疫予防注射によるさまざまな感染の予防。
複雑な障害の詳細な診断。
損傷した股関節や膝関節の復元。
美容整形、再建手術の優秀性。
ホルモン欠乏の診断と矯正。
これらの分野の疾患は信頼できる西洋医学の医療機関に診てもらうことをお勧めします。 
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27、非西洋医学の得意な分野はなんですか?

アンドルー・ワイルは同書で同じく、「現代医学にできないこと」も載せています。すなわち、この分野が代替補完医療の得意とする分野と言えます。代替補完医療には種々様々なものがありますが、カイロプラクティックはその中でも有力な治療術です。私自身はカイロプラクティックが一番素晴らしいと思いますが、それは国民ひとりひとりの選択に委ねられます。
ワイル氏は現代医学にできないことを次のように書いています。
ウィルス性感染の治療。
ほとんどの慢性・消耗性疾患の治療。
大部分の精神疾患の効果的な対処。
大半のアレルギー疾患・自己免疫疾患の治療。
心身相関疾患の効果的な対処。
がんの多くのタイプの治療。
当センターでは、最後のがんの治療を除けば、カイロプラクティック、アレルギー除去法、感情療法を組み合わせて、これらの疾患に対処しています。ウィルス感染の代表である風邪も簡単にいい結果が出ています。多彩なアレルギー疾患や心身相関疾患も患者さんから喜ばれています。
なお、安保徹新潟大医学部教授はがんの三大療法(抗癌剤、手術、放射線)はいずれも患者の免疫系を大幅に低下させるため、この療法を避けるように勧めています。同教授の指摘するはるか以前に、ワイル医師がこのように現代医学にはがんを治すことはできない、と述べているのは驚きです。カイロプラクティックはいい結果を出すだけでなく、どうしてそうしたいい結果を出せたのか、その根拠も説明できることができます。
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28、カイロプラクティックの治療を受けると、よく好転反応が出ると言われます。この反応について教えてください。

まず、不快な症状はその大半が身体の自然治癒力が働いている証拠と言えます。自然治癒力が働いているから不快な症状があるのです。もちろん、自然治癒力が働く背景には病気の原因があります。原因がある限り、身体は元の正常な方向に持っていこうとする自然治癒力が働きますから、それに伴い不快な症状、典型的には痛みが発生するのです。
ですから、不快な症状は何か身体に異常があることを伝えてくれる「暗号」なのです。
私はよく次の例を引きます。ふだん正座をしたことのない人にちょっとのあいだ正座をしてもらいます。立ち上がるときどういう症状が生まれますか?強い痺れが出ますね。これは血流が改善するときに起こる不快な症状です。身体が正常に働きだすと、不快な症状が生まれるのです。
もし不快な症状だけを取り除こうとすれば、元の正座の姿勢に戻ることが一番です。血流の流れを止めることです。実はこれと同じことが西洋医学で使われる消炎鎮痛剤とかステロイド剤で行われていることです。
一人一人のお医者さんはこの患者さんの痛みや痺れをとってあげたいと思って、こうした薬を処方していると思います。しかし、そうした思いとは正反対に、原因を再度つくり出すことで症状をとっているのです。したがって、薬の効き目がなくなると、症状が再発します。こうして薬をずっと飲み続けることになるのです。
カイロプラクティックの場合、原因となる自律神経系の働きを元の正常なレベルに戻しますから、血流が改善します。すると、一時的に痛みや痺れが増すことがあるのです。これは正座から立ち上がるときの場合といっしょです。しかし、原因を除去しているので、じきにこうした不快な症状は消えていきます。
一般に自律神経には交感神経系と副交感神経系の2つの働きがリズム的にバランスを保っていますが、病気の人は交感神経系が亢進して血流が低下している人が多いのです。カイロプラクティックは交感神経系を抑制して副交感神経系の働きを元に戻しますので、副交感神経系の分泌排泄の働きを促進します。すると、一時的に咳、痒み、下痢などが生じることがあるのです。
こうした反応は従来好転反応(よくなる前の一時的な悪化)と呼ばれていましたが、身体の治癒反応の一部なので、今では治癒反射と読んでいます。
ただし、サプリメントを飲んで症状が悪化する場合、そのサプリメントの成分あるいはその銘柄のサプリメントにアレルギーがある場合が多いので、検査してアレルギー除去を行う必要があります。
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29、薬を飲んでもいいですか?

これはよく聞かれる質問です。「はい、いいですよ。お医者さんからいただいた薬は指示通り飲んでいてください」。このようにお答えしています。お医者さんの薬は大部分が症状を抑える対症療法ですが、しかし、喘息の発作など症状が突発的に起きて生命に脅威となるような場合もありますので、薬は必要です。私どもの治療は原因を除去するにつれて薬が結果的に必要としなくなる治療です。
消炎鎮痛剤やステロイドなど、一時的に劇的な効果を出すものの、継続的に使用しているととんでもない副作用をもたらす薬の場合でも、患者さんが納得の上で止める場合を除いて、無理に使用を中止することを患者さんに求めていません。
風邪やウィルス感染の疾患でもカイロプラクティックやアレルギー治療は自律神経系のバランスを取り戻すことによりいい結果を生みますが、それも個々の患者さんのおかれた条件に左右されます。もし、治療後の明日になっても熱が下がらなかったら、お医者さんに行って薬なり点滴なりを受けてください、と患者さんに指示します。患者さんが衰弱していたりして自然治癒力の快復を早期に期待できない場合がこれにあてはまります。
血圧の降圧剤なども、対症療法を永続化した、現在の健康保険制度だけが許す特異な薬ですが、私たちの治療は結果的にこのような薬が必要としなくなることを目標としています。
難治化したアトピー性皮膚炎もその根源はステロイドが原因です。最大のアトピービジネスは実は「ステロイド」にほかなりませんが、この元凶であるステロイドも専門家の脱ステロイド以外には無理にステロイドの使用について患者さんにとやかく言っておりません。ただ、ステロイドの危険性だけはお話しております。私どもの治療は結果的にこの有害なステロイドの使用をしなくても済む結果を生み出すことです。
何ごとも患者さんの目線に立って、患者さんにとってベストな選択とは何か?を考えるからです。一般的に、26と27で西洋医学の得意分野・不得意分野、代替医療の得意分野・不得意分野で説明しましたが、実際には、個々のケースで共同ケアを取ることが多いのです。日本の場合、代替医療について無知な医者が多いので、それは代替医療の専門家と患者さんの知恵で対処するしかありません。片肺の共同ケアならざるを得ませんが、それでも、患者さんにとってベストな方法とは何かをいつも考えて、必要な場合、患者さんにお医者さんのところに行くように指示しています。

おおまかに言うと、

「脊椎のゆがみが神経を圧迫し、これが様々な病気の原因になっている」

という理論の元に、このゆがみを矯正して自然治癒力を回復させ、病気を治そうとする民間療法の一種。

「米国式整体」とも呼ばれる。

 

頭痛・肩こり・腰痛・冷え性・四十肩等々に有効とされる。

有効と主張される範囲は施術者(カイロプラクター)によって異なり、がんその他の病気に有効とされることもある。

 

ただし、脊椎のゆがみによる神経の圧迫、というものは、解剖学的に確認されたことはなく、神経が圧迫されて病気が起こる、という説も、一般の医学では認められていない。治療の効果についても、評価は定まっていないのが現実である。

このため、日本ではカイロプラクティックは医療行為とはみなされておらず*1、指圧・あんまとも異なるものとされているため、医療保険等の対象とはならない。*2

この結果、逆に、誰でも公的な資格なしに「カイロプラクティック治療」の看板を掲げることができる状況が生まれており、法的な裏付けのない民間資格が横行する原因ともなっている。

 

合衆国等では、カイロプラクターの国家資格が存在し、国際的には、CCE(Council on Chiropractic Education カイロプラクティック教育評議会)という国際団体が、カイロプラクター養成教育の基準を定めている。

(ただし、世界的に見ても、カイロプラクティックを医療行為と見なす国はごく限られている)

CCEによれば、カイロプラクター養成教育は、最低でも全日4年制4200時間以上を要するものとされ、WFCおよびWHOでも、これに満たない研修期間では「カイロプラクター」とはみなされない。

 

日本でも、国際基準を満たすカイロプラクター養成機関も近年になって登場してきたが、依然として玉石混淆の状態にあることは否定できない。



カイロプラクティックって何?
皆さんは、カイロプラクティックと聞いて、何を連想しますか?
「ボキボキ鳴らすのがカイロプラクティックだ。」、「整体みたいなものだよ。」「すごく怖そう。」など、イメージは色々あると思います。しかし、皆さん共通しているのは、カイロプラクティックについて、言葉は聞くけれど、よくわからないというのが、ほとんどでしょう。
カイロプラクティックは、“身体の筋骨格系と神経系の機能に着目し、その機能を正常化する。”ことにあります。
とは言ってみても、筋骨格系の機能は人間の目で見ることが可能ですが、神経系の機能は、人間の目でみることはできません。それが、カイロプラクティックを理解しづらくしているのです。
ここでは、カイロプラクティックの大きな特徴である神経系について、わかりやすく説明していきます。

神経系って、なに?
神経系とは、脳・脊髄※、そこから、枝分かれした神経の経路のことを言います。
わかりやすく例を上げて説明しましょう。
“目の前の、高い棚にある荷物を取る動作”を考えてみましょう。
このような簡単な動作を行うときでさえ、身体の中では、以下のような過程をとっているのです。
目で荷物を見ます。

目から脳に信号として送られる。

脳で、棚の上にある荷物を認識します。

脳から脊髄を通って、肩、腕、手の筋肉に「荷物を取れ。」という信号を送る。

肩、腕、手の筋肉を動かし、棚の上にある荷物を取る。

これら一連の信号の流れを、神経系と言います。

注:脊髄とは、背骨の中心を通っている神経のこと


神経系の機能異常とは
“腕が上がりづらい状態で、高い棚の上にある荷物を取る動作”を例にあげて考えてみましょう。
どうして、腕が上がりづらいのか?
大きく分けて、2つ考えられます。
1.腕を天井に向かって上げる動作に対して、脳から腕への、神経系の信号がスムーズに送られない。
2.腕の痛みによって、痛みの信号が、脳に伝えられ、脳から腕への神経系の信号に悪影響を与えている。
1は脳から腕への、2は腕から脳への神経系の機能に問題があります。
神経系の機能異常とは、信号の流れが正常に行われない状態を言うのです。

神経系の機能異常は、単純レントゲン写真では判断できません!!
腰痛で、レントゲンを撮っても、“特に、背骨に異常はありませんね。”と言われることがあります。
痛みは、ほとんどのケースが、機能的な問題が原因なのです。
レントゲン写真では、構造的な異常(骨折、変形など)は写っても、機能的な異常は、写らないため、正確な痛みの判断ができないのです。
機能を“働き、動き”と考えてみてください。
写らないのが、よくわかると思います。

神経系の機能異常を、どのように調べるの?
当センターでは、神経系の機能異常を、治療を受けている人(お客様)の“筋力の入り方の有無”で調べます。
通常、お客様が、ご自身の機能異常の場所に触れることで、筋力が入りにくくなります。
お客様から治療中に言われることがあります。
「悪いところを触ると、力が入らなくなるから不思議ですね。」って・・・

神経系の機能が筋肉に及ぼす影響とは 〜正常な筋肉って、どんな筋肉?〜
“正常な筋肉とは、脳からの信号に対して、正確にスイッチのON、OFFが行える筋肉のことを言います。”
スイッチONとは、脳からの信号によって、“筋肉が収縮(縮む)した状態”で、逆に、OFFとは、脳からの信号がなく、“筋肉が弛緩(ゆるんだ)した状態”であります。
例をあげてみましょう。
マッサージで、「肩が、すごく凝っていますね。」と言われることがあります。
皆さんは、肩の筋肉の状態がわからなくても、
「あー、そこが、硬いのだな。」
と、思うでしょう。
“硬い”
そうです。
多くの肩こりは、筋肉が収縮しすぎているのです。
“収縮しすぎ”とは、脳からの過剰な信号により、筋肉は働きすぎています。
収縮しすぎの状態では、脳からの信号がないときでも、筋肉は、収縮したままなのです。
筋肉は、収縮した状態が続けば、血流障害を起こし、その結果、疲労となります。

肩こりの状態とは、神経系の機能異常が、筋肉に悪影響を起こしているのです。

神経系の機能が背骨に及ぼす影響とは 〜背骨が、まっすぐになる原理〜
立った姿勢を考えてください。
姿勢を維持するためには、3つの要素が必要です。
1. 身体を重力から支えるための骨(背骨)
2. 骨と骨をつなげている筋肉や靱帯
3. 筋肉に伸縮の信号を送る神経
立った状態では、常に、脳から神経系を介して筋肉に信号を送り、背骨を支え、姿勢を維持しています。
もし、神経系に異常があれば、背骨周辺の筋肉の長さが変わります。
その結果、背骨は曲がってしまいます。

カイロプラクティックでは、“神経系”の機能を正常化することで、背骨周辺の“筋肉”のバランス(長さ)が整えられるため、“背骨”がまっすぐになるのです。

どんな症状に効果があるの?
カイロプラクティックでは、筋骨格系、神経系への効果を狙って、主に背骨・骨盤・筋肉群に適切な刺激を送ります。
背骨・骨盤・筋肉群は、神経系の機能に直結し、内分泌系、免疫系にも連動しています。よって、治療で、内分泌系、免疫系も前後して改善されていくのです。
ここでは、一般的にどんな症状に効果があるのか紹介します。
カイロプラクティックの適応症:
腰痛(ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛)、頭痛、頚部痛(肩こり、ムチ打ち症)、背中の痛み、側弯症、肩痛(四十肩、五十肩)、股関節痛、膝関節痛、不良姿勢、その他の関節機能障害、腕のしびれ冷え、部分的な筋力低下、だるさ、やる気がでない、自律神経失調症、高低血圧症、不眠症、集中力減退、内臓機能低下、動機息切れ、足のむくみ、生理痛、生理不順、便秘、手足の冷え、めまい、眼性疲労、アレルギー疾患など

カイロプラクティックの禁忌症:
骨折、感染症、癌など

治療中、お客様から、「・・・・・という症状の人がいるのだけど、カイロプラクティックで治療できるのですか?」と聞かれることがあります。
困った時は、迷わず電話で問い合わせてください。

カイロプラクティックを知りたければ“百聞は、一験に如かず”
“何度の聞くより、一度実際に見るほうがよくわかる”という意味の“百聞は一見に如かず”ということわざがあります。
カイロプラクティックをより知りたければ、このことわざの漢字一文字を変えて、 “百聞は、一験に如かず”とすると、最も合うような気がします。
“何度の聞くより、一度実際に体験するほうがよくわかる”という解釈になります。
「カイロプラクティックとは?」では、神経系について説明してきました。
やはり、もっと詳しくカイロプラクティックについて知りたいと思ったら、一度、本物の治療を受けることをお勧めします。そして、ご自分で体験してみてください。

当センターでは、治療効果を実感するお客様ほど、カイロプラクティックについてより興味を持って質問してきます。

ぜひ、当センターで、カイロプラクティックのすばらしさを実感してみてください。

解説 [編集]

現在に於ける整体は、日本武術の柔術や骨法等の流派に伝わる手技療法を中心とする整体、伝統中国医学の手技療法を中心とする整体、大正時代に日本に伝わったオステオパシーやカイロプラクティックなどの欧米伝来の手技療法を中心とする整体、各団体らの独自の理論や思想などを加えた整体など多種多様である。 かつて柔術や骨法等では、正体・正體・整體・整胎術等と呼称されていた。なお、現在の整形外科学をベースとした柔道整復(接骨・整骨)とは、施術に対する思想、施術内容が全く異なる。
整体の医学的効果 [編集]

2012年に代替医療に関する国際的な学術雑誌であるEvidence-Based Complementary and Alternative Medicineにおいて、整体療術と鍼治療、マッサージ治療の3群による治療効果に関するランダム化比較試験についての論文が、一般社団法人 日本鍼灸療術医学会より発表された。整体療術に関する研究が国際的な学術雑誌に取り上げられるのはこれが初である。この論文において整体療術に客観的な効果が確認され、医学的な効果が存在する事が示唆された。また、整体療術群は他の2群に対して有意に筋緊張とVAS(Visual-Analogue-Scale)等の低下が観察された[1]。
歴史 [編集]

伝統中国医学の手技療法や、大正時代に日本に伝わったオステオパシーやカイロプラクティックなどの欧米伝来の手技療法と、当時の施術家たちの独自の工夫や独自の思想などを加え、集大成したものが現在「整体」と呼ばれるものである。整体創設初期においては整体の事を、正体・正體・整胎術等と呼称していた。 整体は「正體」・「正体」・「正胎」という名で呼ばれていた自己改善療法が、野口により「整体」と呼ばれるようになった。現在では野口の整体法は「野口整体」と呼ばれている。現在も整体は各営利団体によって更なる変貌を続け、様々な独自の手法、独自の思想、独自の理論が展開されており、これらを統一した手技療法とすることは困難であるとされる。 しかしながら、2012年、Evidence-Based Complementary and Alternative Medicineにより発表された「Randomized Comparison of the Therapeutic Effect of Acupuncture, Massage, and Tachibana-Style-Method on Stiff Shoulders by Measuring Muscle Firmness, VAS, Pulse, and Blood Pressure」によると、ランダム化比較試験の1群として取り上げられた「立花療術」に、医学的根拠(エビデンス)が示唆されている。このことにより「SEITAI=整体」及び「RYOJUTSU=療術」が国際的な医学論文に初めて記載された。
施術の特徴 [編集]

整体とは、体全体の骨格を形作る関節(脊椎・骨盤・肩甲骨・四肢・顎関節等)の歪み・ズレの矯正と、骨格筋のバランス調整等を、主に手足を使った手技(道具は、あくまで補助として使用する)にて施術する事で体を整え、体幹から四肢への脈絡の流れを良くし、脈絡改善によって各症状の改善を期待する健康法であると言われている。整体師の施術は、国家資格である柔道整復、あん摩、マッサージ、指圧とはまったく異なるものである。その施術は抹消対象ではなく、中枢を対象にした施術である。 施術自体は(整体)操法、整体療術とも呼ばれる。上記の国家資格である柔道整復・あん摩・マッサージ・指圧との違いが分かりにくいとの声もあるが、その技術体系はまったく異なるものである。
隣接国家資格業との軋轢 [編集]

国家資格を推奨する関係団体は、整体師が医業類似行為を業として行う事に対して、1960年最高裁判所昭和35年1月27日大法廷判決が「憲法22条は何人も公共の福祉に反しない限り職業選択の自由を有することを保障している。しかし、人の健康に害を及ぼすおそれのある業務行為に限れば、法律でこれを禁止することは合憲である。」と判示した前半部分のみを取り上げ、それを根拠に、合法であるとする主張がある。しかしながら、この判決は、医業類似行為を客に行った被告人が、無資格診療を行ったとして刑事訴追された刑事事件に関する判決である。仙台高等裁判所に事件を差戻している。そして、仙台高等裁判所は、当該事件の医業類似行為が「人の健康に害を及ぼすおそれのある業務行為」であることを認定して有罪判決を維持し、再度上告された最高裁判所で有罪判決が確定している(それぞれ、仙台高裁判決昭和38年7月22日、最高裁判所決定昭和39年5月7日)。
これに対し主に整体やその他の療術業(アロママッサージ、エステ、足裏リフレクソロジー、アーユルヴェーダ、タイ古式マッサージ等)側からは「治療行為ではなく、リラクゼーション、リフレッシュである。また整体は医業類似行為であるが、人の健康に害を及ぼすおそれがない以上、整体は法律に違反しない。」と主張されている。しかし、主に国家資格者であるあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師や医療従事者からは、「骨折や脱臼、神経麻痺などを起こすおそれがある。また、悪性腫瘍などの重大疾患が隠れているような場合に、医療機関への受診遅れにもつながりかねない。したがって、整体は『人の健康に害を及ぼすおそれがある医業類似行為』であり、無資格でこれを行うことは違法で、国民の利益に反する。」「医業類似行為と人の健康に害を及ぼすおそれがないというのは矛盾する。良い方向へ作用するものは、悪い方向へも作用する可能性を秘めている。」と懸念されている(後述)。これら「認定証」ないし「修了証」は技術レベルを客観的に示す指標としては有効であるように思えるが、これら整体の名称の入った「認定証」や「修了証」は個人・団体・企業の誰しもが独自に・勝手に発行が出来うる上に法律の規定がないため十分な判断材料とは言えない。
通信教育で取得出来る整体師民間資格や認定証などや数ヶ月の講習受講で取得出来るプログラム(資格商法)も横行している。また就業年限が長いからといって、公的資格制度が存在しない以上は技術レベルを保証するものではない。整体を生業にする者は自らを整体師・整体士・整体療法士・整体指導者・トレーナー・セラピストなどと自称している。整体師の一部からは、法制化による国家資格化を期待する意見もあるが、各流派・会派・団体・企業・店舗間で、その理論や思想の違いがあり、組織的な統合の合意がなされていない。
なお、国家資格である鍼灸・按摩マッサージ・指圧・柔道整復を教育する学校では、整体術は明確な体系化がなされていないためカリキュラムには含まれてはいない。そのため、国家資格者は卒業後、整体やカイロプラクティック、その他の手技療法を学んでいる傾向が強い。
医業類似行為として [編集]

「医業類似行為」も参照
医業類似行為を行なって良い者は、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう及び柔道整復である(あん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法第一条/第十二条)。それ以外の療術業は昭和二十三年四月一日迄に開業届を出した者だけである(あん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法第十九条)。
「あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう・柔道整復」以外の医業類似行為については、「当該医業類似行為の施術が医学的観点から人体に危害を及ぼすおそれがあれば、人の健康に害を及ぼす恐れがあるものとして禁止処罰の対象となる」とされている[2]。
整体師は医師でないため、「医師」の名称使用は法で禁じられている(医師法第十八条)。ドクターの名称についても医師との紛らわしさを防ぐために、医療系のドクターでない旨専門分野を明らかにして表記しなくてはならないと厚生労働省の通知がある。
整体師は医師ではないため、「病院」「療養所」「診療所」「診察所」「医院」、その他病院又は診療所に紛らわしい名称を付けることは法で禁じられている(医療法第三条)。
整体師は医師法に定める医師ではないので診断を伴う診察を行うことはできない。具体的には医学で使用されている病名を判断してはならない。(「胃潰瘍である」とか「腱鞘炎である」等)。また外科的手術、注射、はり、灸、マッサージ、麻酔、レントゲン撮影、さらには血圧を測ることも医師法など医療関連法により禁止されている。
整体師は薬剤師ではないので医薬品を調合出来ない。
整体師は医師でないので投薬や服用の指示は出来ない。
整体師は、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師ではないので、当該国家資格を持たない限り、あん摩・指圧・マッサージ・はり(鍼)・灸・接骨、整骨等は,あん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法第一条/第十二条,あはき法第一条/第十二条,柔整師法により禁止されている。
整体師は公的な資格ではない。昭和二十三年四月一日迄に開業届を出した者以外は医業類似は認められていない(あん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法第一条/第十二条/第十九条)。治療類似行為を行い、それが著しく好ましくない結果をもたらした場合、刑法の定める業務上過失傷害罪などに問われる。
施術実績などの広告を出すこと、効果のある病名を掲示すること、「○○流□□派」などの流派の誇示は、あはき法第七条によって禁止されている[3]。
整体師の整体技術に対する見解について [編集]

日本に整体の教育を公的に評価する機関は存在しない。よって営利目的の整体団体や整体スクール、整体チェーン企業によって「認定証」または「修了証」が独自に発行されるのみである。これは仮にある者が「国際整体免許皆伝協会」なる団体を創立して、独自の判断から「国際整体免許皆伝認定証」を自らに発行できるという事である。
『厚生労働大臣認可 全国整体療法協同組合』
経営組織が中小企業等協同組合である経営互助会に加盟していることを示すもので、国家資格・技術資格とは異なる。
『内閣府認証』という表現を謳った認定証や修了証
こちらも同様の営利団体や企業が独自に組織したNPO法人が発行している物であり、国家資格とは異なる。なお、NPO法人設立には内閣府の認証が必要であるため、「内閣府認証」という表記は虚偽ではないが、公益性があるかのような印象操作を狙っていると思われる。
よって、頻繁に国家資格保有者である他の療術業から、整体士は『法律により国家資格保持者のみが施術を許される施術をしている』と指摘される。これに対して整体士の側の主張は、按摩・マッサージ・指圧を施術しているのでは無く、『触診法・骨格矯正法・揺さ振り法・開節法・弛緩法・操作法・筋整流法(腱引き療法)・操体法・牽引法等』などの健康法を行っているに過ぎないというものだが、国家資格者たる按摩マッサージ、柔道整復師などからは、整体行為は如何に体の歪みを矯正する健康法であったとしても、その施術の範囲内にあるとの指摘がされており、整体士の施術の見解については意見が分かれる。
ただし厚生労働省では、「整体は指圧の類ではないか」との疑義照会に対して、昭和47年7月9日付旧厚生省医務局長からの回答で『整体は脊椎等の調整を目的とする点において、あん摩、マッサージ又は指圧と区別される。従って、あん摩、マッサージ又は指圧に含まれないものと解する』と回答している[要検証 ? ノート]。
また特にチェーン展開のスーパー銭湯内の整体店などで多く見られるが、法逃れの為に整体の看板を隠れ蓑に客を寝かせ安易にアルバイトが背中や腰を押すだけと言った、実質的にマッサージ行為を行っている違法の悪質業者も多く散見する。
禁忌対象疾患 [編集]

「カイロプラクティック#医療・医業等との関連」も参照
整体術(カイロプラクティックなど)の対象とすることが適当でない疾患として、厚生労働省通達[4]において、腫瘍性、出血性、感染性疾患、リュウマチ、筋萎縮性疾患、心疾患等とされている。さらに、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、環軸椎亜脱臼、不安定脊椎、側彎症、二分脊椎症、脊椎すべり症などと明確な診断がなされているものについては、注意が必要である。

ディバーシファイドテクニックとは?
カイロプラクティックで、もっとも普通に使われているテクニックで、現在のカイロプラクティックのイメージそのものといっても過言ではありません。

ディバーシファイドとは「多様な」という意味で、いろいろな要素を含んだテクニックです。カイロプラクティックの創始者であるD.D.パーマーがカイロプラクティックを創始した頃に既にあった徒手療法やオステオパシー等と共通する様々なテクニックを含んでいます。
ディバーシファイドテクニックの施術
検査は基本的には視診・触診・関節の可動等の検査をするだけで、計器による測定やレントゲン分析もなく、悪くなった部分を特定するといった、カイロプラクティックのテクニックのなかでは最も科学的な発達をしていないテクニックであるといえます。

「ねじる様な操作」や「瞬間的に押し込む操作」を使った矯正が多く、正しい教育を受けずに行なうと大変危険なテクニックでもあり、日本でのカイロプラクティックの事故のほとんどがこのテクニックの力まかせのアジャストが原因と思われます。
ただ、比較的簡単に修得出来るので現在カイロプラクターに最も普及し、日常的に多く用いられています。

カイロプラクティックを学校で習う場合には基本として、まずこのディバーシファイドテクニックを習う事が多いのですが、このテクニックを単体で使っているカイロプラクターは少ないといえます。
実際には、ほとんどのカイロプラクターが他のテクニックと併用しています。

ガンステッドテクニックとは?
カイロプラクティック創始者D.D.パーマーが建てたパーマー大学の系列いわゆるパーマー系の代表的なテクニック。Dr.クラレンス S. ガンステッドDCによって創始されました。脊椎を矯正する方法として 最も科学的で効率のよいテクニックとされています。

カイロプラクティックのテクニックの中でも最も難しいテクニックのひとつで、かなり高度な技術が必要です。ただ、ガンステッドテクニックを極めたカイロプラクター(そう多くはないですが)は、その高度な技術ゆえにガンステッドテクニックに固執する傾向があります。

日本には、創始者ガンステッドの弟子でもある塩川満章DCによって伝えられました。日本では塩川DCはテクニック的にも知識的にもガンステッドの第一人者であるといえます。
ガンステッドテクニックの施術
体の悪い部分を特定するのに、背骨のレントゲン写真を撮り、独自の線引きを使った検査法を使います。そのためガンステッドをしているカイロプラクティック院には必ずレントゲン写真が必要で、だいたい近くの病院などと提携されているところが多いです。

まず、問診をして探りをつけ、ナーブスコープといわれるサブラクセーションが存在する可能性のある部位を探しだす検査器具を使い、触診や関節の動的な可動域テストをおこなってからレントゲンで確認をして最終的な原因部分を特定します。

それらを部位によって効果的な矯正のための各種のテーブルがあり、特定した原因部分(サブラクセーション)をピンポイントでアジャスト(矯正)します。

トムソンテクニックとは?
カイロプラクティックで、もっとも普通に使われているテクニックで、現在のカイロプラクティックのイメージそのものといっても過言ではありません。

ディバーシファイドとは「多様な」という意味で、いろいろな要素を含んだテクニックです。カイロプラクティックの創始者であるD.D.パーマーがカイロプラクティックを創始した頃に既にあった徒手療法やオステオパシー等と共通する様々なテクニックを含んでいます。
ディバーシファイドテクニックの施術
検査は基本的には視診・触診・関節の可動等の検査をするだけで、計器による測定やレントゲン分析もなく、悪くなった部分を特定するといった、カイロプラクティックのテクニックのなかでは最も科学的な発達をしていないテクニックであるといえます。

「ねじる様な操作」や「瞬間的に押し込む操作」を使った矯正が多く、正しい教育を受けずに行なうと大変危険なテクニックでもあり、日本でのカイロプラクティックの事故のほとんどがこのテクニックの力まかせのアジャストが原因と思われます。
ただ、比較的簡単に修得出来るので現在カイロプラクターに最も普及し、日常的に多く用いられています。

カイロプラクティックを学校で習う場合には基本として、まずこのディバーシファイドテクニックを習う事が多いのですが、このテクニックを単体で使っているカイロプラクターは少ないといえます。
実際には、ほとんどのカイロプラクターが他のテクニックと併用しています。

SOT(仙骨後頭骨テクニック)とは?
SOTとは仙骨後頭骨テクニックというテクニックの略でデバーシファイドなどのボキボキするカイロとは対象的で、一般的にはソフトカイロプラクティック呼ばれています。
ソフトカイロプラクティックというだけに、施術は非常にソフトで、基本的には、SOT独特のクサビ形のブロックを使い、それらをベッドと患者の間に差し込むことで、患者自身の体重により身体を矯正します。
SOTはオステオパシーの創始者であるDr.スティールと頭蓋骨調整法のDr.サザーランドにテクニックを教わったDr.デジャネットが創始しました。そのため、考え方がカイロプラクティックというよりも、オステオパシーという手技に近く、後頭骨という後頭にある骨と、骨盤に注目した施術で、一般的には他のテクニックの様に全身へのアプローチはありません。
呼吸のメカニズムと脳脊髄液の流れを通じて体の調和が考えられ、骨盤にある仙骨と後頭骨が順調に動作しなければ、この脳脊髄液の循環がスムースに行われず、身体に様々な問題を引き起こします。仙骨と後頭骨を正常な位置に戻すことで、正常な身体に戻すテクニックなのです。
SOT(仙骨後頭骨テクニック)の施術
SOTでは人間の歪みのパターンを研究して、大きく三つの歪みに分類(カテゴリー)しました。その3つのカテゴリーを導き出すための検査方法が数多くあり、まず患者のカテゴリーを決定させます。
カテゴリーに応じて、独特のブロックを使って、患者の体重で矯正が行われます。その間に、筋肉の調整や首への調整を行います。

アクチベーターメソッドとは?
カイロプラクティックという言葉の意味は「手技」という意味ですが、アクチベーター・メソッドは手に代わり器具で矯正する方法です。そのままですが、アクチベーターと呼ばれるバネ式の器具を用いて矯正します。一見ごついおもちゃの注射器のような形をしているのですぐに見ればわかると思います。矯正の時にパチンと音がしますが、機械的な刺激であり、電気的なものではありません。 ポキポキやる矯正と違って痛みもなく、安全性も非常に高く、多くの方に支持を受けています。

カイロプラクターのその日の調子などの影響が受けにくいというメリットがあり、しかも通常、手では難しい角度への矯正やスピードということを考えると非常に有効なメソッドといえるでしょう。

検査も特徴的で、機能的な足の長さを検査するのですが、その時に様々な運動(手を動かしたり、首を動かしたり)をすることで、筋肉のバランスをチェックします。それと触診などの検査を行ったうえで、原因部分を特定し、アクチベーターで矯正します。矯正により、関節の正しい動きを取り戻し、ひいては問題を起こしている神経圧迫を取り除くのです。

ただひとつ難点としては、マッサージやボキボキするカイロプラクティックと違って「え?それだけ?」というような物足りなさがあるということぐらいでしょうか・・・。


















 





患者さんはお医者さんの前では自分がカイロプラクティックにかかっていることは話しませんが、私たちのオフィスでは、色々な疾患でどんな先生に罹っているか全部話していただいております。その上で、的確なプログラムを考えるの

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